琉球藍を求めて
「オオシッタイやまあい工房」 故上山ひろこさんとの出会いは、銀座の高島屋での個展を訪ねてからでした。「体験いつでもいらっしやい」と沖縄のこと、藍の事沢山お話をしました。
琉球藍の力強い藍の色に魅せられ伺うことが叶わなでいるのですが、温めて来た願いをご主人に経緯を話すと「いいですよ、あくまでも予約ですよ。」ですが(生育状況で10月はだめでした)。
ご主人の上山さんから、埼玉で一人だけ使っている作家「松永 優」氏を紹介して頂き工房をたずねました。
松永氏は、「やまあい工房」の琉球藍は、以前使っていて今は使っていないとのことですが、配合・建て方・管理などを教えていただきました。
藍を建てるのは、地域・作家により自分で試行錯誤をして自分の藍床を作ります。ですから人には教えないです。ですが、松永氏は惜しげもなく分からない事・知りたい事、レクチャーして頂けました。
染色を始めた頃を思い起こして貰いました。何とかこの素材を使って染めたいと固まっていました。
ものづくりの基本
布によって良く染まる「藍」の選び方は、紅型と同じ適した素材を選ぶことが染まり具合と仕上がりの良さ、制作のし易さに繋がる。
藍の色が入りにバラツキがある素材マイバッグを、藍床ではなく天然藍のペーストで地染をしてみました。ご指導を頂き上手く入りました。感謝です。
私には、高価な琉球藍・技術もハードル高いですが、色だけでなく沖縄を染めたい願いに一歩近づけました。